生命のふしぎ 3
ありがたいことに、レナード博士は、博士が生命場の測定に使っていた検出器をエール大学から借りてきていました。
・・・ですから、わたしも直接、博士の検出器を使う機会にめぐまれたのです。
講義のあと、レナード博士はわたしをふくむ4人の学生を、検出器が置いてあるホテルの部屋にまねいてくれました。
そして、順番にひとりひとりの人さし指に電極をつけ、一方の端を塩水につけてメーターの変化を調べ、各人の電位がいかに異なっているかを教えてくれました。
レナード博士が見せてくれたのは、かれが博士といっしょにおこなった実験のひとつで、右手と左手の電位差をしらべるためのものでした。
エネルギー・バランスのとれている人は両手の電位が交流電流のように等しい波を描きます。
50年以上も昔にホテルにまねかれた4人の学生は、全員いいバランスをしていることがわかりました。
しかし、もし左右の電位に大きな差があれば、なんらかの病気が進行している徴候をあらわしている可能性があります。