選別は女性の味方 4
出産、育児の忙しい時期はまだしも、その後の時間的なゆとりのある時期、パートタイマーになって働く経済的必要性も乏しく、再就職するだけの覚悟も専門的能力も乏しく・・・
といった状況に陥るならば、教育は彼女にマイナスしか与えなかったということになります。
とりわけ学生時代の栄光が忘れられず、「私より成績の悪かった〇〇さんでさえ、あんなに活躍しているのに」とか、「学校も出ていないあの人でさえ」・・・といったふうに、精神的にどんどんみじめになっていく例などみることがあります。
教育・進学が両刃の剣であると痛感させられます。
彼女たちも現実社会をもっと知れば、学校教育は単なる基礎教育にすぎず、仕事を通じてこそ職業能力が養われ、役に乗せられ、役をこなしていくうちに"刮目して見るべき"ほど成長していくのだと認識するでしょうが・・・。
しかし、一面で、高い学歴をもった主婦ほど学習活動、ボランティア活動などに積極的であるというプラスの効果もみられます。
また、教育は社会にとって役に立つ知識や技術を教えるばかりでなく、自らの生活を楽しみ充実させる知識や技術、生活態度を教えます。
こういう点を大きく評価すれば、たとえ主婦となって家庭に入ろうと、彼女は立派に教育投資を回収したといえるでしょう。