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2011年02月 アーカイブ

イメージの新たな創造が可能 3

仮にイメージをひっくり返せたとしても、相当時間がかかって苦労することが多いでしょう。


ところがウォーターフロントは現在人が住んでいない土地です。


そこにも住むところとしての土地柄のイメージは多少あるが、もともと人が住んでいないところですから、土地柄のイメージはこれから新しくつくれます。


そのいい例は浦安です。


浦安市のなかで京葉線に沿って3井不動産が開発した住宅地は、今大企業の部長クラスの人達が喜んで住んでいる良い住宅地になりました。


たいして距離はちがわないのに、そしてより都心に近いところであるにもかかわらず、江戸川区の地下鉄東西線沿いのマンション街に住んでいるということになると、やや浦安よりは庶民的な色合いが濃くなってきます。


江戸川区の場合は、やはり昔からの土地柄のイメージが拭いきれません。


浦安は、埋立地であるが故に、そのような成熟した土地のもつ歴史的、伝統的な宿命を負わないで良い住宅地がつくれます。


千葉県の他の埋立地でも、浦安市の場合と同様に、たとえば今後幕張につくられる住宅地は、もしかすると横浜の磯子の住宅地と同じように、中産階級の上の部分に属する人達に、


「あそこなら住んでみよう」


・・・という気持ちを抱かせる場所になるかもしれません。


実際欧米からきたビジネスマン達と話をしていると、彼らですら、これだけ住宅の家賃が高くなったら、港区で高い家賃を払って小さいマンションに住むよりも、幕張の住宅地に住む方がよほど良いというようになりました。


欧米系の外人が幕張に住み出したら、知識階層の日本人は必ずそこに住みたくなるに違いないでしょう。

理想的な国際都市の誕生

外資系の証券会社や商社に勤める欧米の人々に、あなたはいい住宅地があれば東武伊勢崎線に住みますかと聞くと、ほとんどの場合、頭を横にふるでしょう。


そのように内陸部では歴史的な背景によって土地柄が固定されてしまいます。


しかし埋立地では見方がちがってきます。


このちがいが重要なのです。


そういう点で埋立地は、いろいろの問題を抱えている東京の都市構造を組み替えていく際に、非常に重要な場所になってきます。


東京湾の特殊性といえるかもしれませんが、成田空港と羽田空港を結ぶ道路や鉄道に沿って、今後の都市づくりに重要な役割りを担う埋立地が配置されていることは、注目する必要があります。


成田は国際的な人の流れ、物の流れの中心地であり、羽田は国内的な人の流れ、物の流れの中心地です。


その間に鉄道と立派な道路、そしてどのようにも使える、企業と役所の所有する土地があります。


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