すべては「関わり合い」から 2
2、3年まえのことですが、ある有機化学分野の大企業の役員から、
「こんど全社の活性化担当を兼務することになったので、よろしく
・・・」としたためられた手紙をもらい、その内容に私はびっくりしてしまいました。
人びとの心の操作を職能としているからです。
「活性化担当」とは「心動かし担当」ということです。
こんなことがあっていいものでしょうか。
「人びとと仕事とのかかわり合い」が生み出すものは、人びとの活性化状態に留まりません。
人が育つことも、人間関係も、チームワークも、集団の雰囲気も、およそ人間がからむことのすべては、その場から生じる症状である、と私は見ています。
「あいつを育ててやる」などと口にする人がいます。
その思いはけっこうですが、おこがましい言葉だと思います。